【統一地方選】元仮面女子の東大卒、橋本侑樹氏 渋谷区議選に出馬 「令和に変わる今だからこそ政治も変わらなきゃいけない」

※夜の政治

渋谷区議選に出馬した「仮面女子」の元メンバー橋本侑樹氏(撮影・安田健二)
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/04/15/jpeg/20190414s00042000515000p_view.jpg

 統一地方選の後半戦となる86市長選と294市議選、東京特別区の11区長選と20区議選が14日、告示された。55人が立候補した東京都渋谷区議選(定数34)には、東大卒でアイドルグループ「仮面女子」の元メンバー橋本侑樹氏(26)=あたらしい党公認=が出馬。クイズや質問コーナーなど聴衆を巻き込む“エンタメ演説”を展開。平成最後の大型選挙を念頭に「令和に変わる今だからこそ政治も変わらなきゃいけない」と訴えた。

 若者や外国人観光客ら大勢の通行人が行き交うJR渋谷駅前スクランブル交差点の一角。桜雪の芸名で活動していたアイドル時代のシンボルカラー、黄色のワンピース姿の橋本氏は、持参した衣装ボックスの上に立ち「つまらない街頭活動をするつもりはありません」と聴衆に呼び掛けた。

 初体験の街頭演説は「スタートLIVE」と銘打った。「渋谷区に20、30代の区議は何人いると思いますか?」や、投開票日の21日について「何の日か知ってますか?」などクイズ形式で進行。途中、質問ボックスを聴衆に回し聞きたいことを募るなど、アイドルとして培った“触れ合い”を前面に押し出した。一方で、渋谷区議は女性が2割にとどまっている現状などを力説。「令和時代が始まる今だからこそ、政治は変わらなきゃいけない」と訴えた。

 高校時代から芸能活動を始め、12年に東大へ入学。仮面女子では東大卒アイドルとして取材で意見を求められる機会が増え、政治について勉強するようになった。その後、小池百合子都知事が立ち上げた政治塾にも参加し出馬の準備を進めた。

 政治家転身の背中を押したのは、仮面女子で一緒に活動した猪狩ともか(27)の存在だった。不慮の事故で車椅子生活を余儀なくされながらも奮闘する姿に触発された。

 グループからの卒業を発表した昨年12月から本格的に政治活動を始め、始発から終電まで駅頭に立ち続けたこともある。「区内の隅々まで歩き回った」ことで筋肉が張り両膝が故障。テーピングを施し痛みを和らげている。「質の高い教育やエンターテインメントの推進」を政策に掲げる。生命線はアイドル時代から重ねてきた握手。「東大卒アイドルという肩書だけで“どうせ中身は空っぽ”と思われてしまうこともある。私の人間性を伝えるために握手に命を懸けている。膝のことも忘れて歩き回る」と語った。

2019年4月15日 05:30
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/04/15/kiji/20190414s00042000555000c.html